漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

余白

 

余白をください

あなたの思惑も少しは占めていただいて構いません

それでも余白は残しておいて

でなければ私は消えてしまう

私の余地を

余白なくして何も生まれませんから

容量がありません

そう忠告を受けてからでは遅いのです

そんな生き方無粋でしょう

少しずつ拾い上げていければいいのです

一度に全てなど傲慢です

あなたとてそんな大層なお人ではないでしょう

みな同じなのですよ