漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

責務

 

 


日本の畜産はおかしい

時代錯誤

こんなのいつまで続けるつもりだ

この先続けられるわけがない

日本の畜産を守るためじゃない

生きものと共に生きるため

牛は身を削りながら生きている

お産後は病気になる

脚も悪くなる

そうなるような飼い方をしている

身を削るように作られてしまった

自分では止められない

人間がそう作った

全部人間のせい

牛は機械じゃない

そんな飼い方の農家はそんな意識の農家は潰れて仕舞えばいい

牛乳が当たり前だなんて思うな

肉が卵が当たり前だなんて思うな

値段など上がればいい

高級品になれ

でもなくなってはいけない

尊く美味しいものを残す届ける

そのためには

そもそもこの暑さの中続けられるわけがない

もう日本の気候には適していない

今まで通りなど無理だ

対策などちまちましたところで無駄だ

技術進歩もそりゃ素晴らしかろう

だがそんな小さなことでは変わらない

地球が変わっている

ならこちらも変わらなければ

牛を飼えないならもうやめればいい

違うやり方を見つければいい

糞尿問題など今更すぎる

自給飼料を使え

アメリカから買うな

自身の土地が余っているだろう

田を使え

アメリカを真似するな

アメリカを真似する時代はとうに終わっているだろう

自分にできることを弁えろ

EUをみろ

より自身に近いものを参考にしろ

アニマルウェルフェア

そんな言葉を信用しているわけではない

ただ生きものに敬意を払え

有り難がれ

日本のやり方を見つけろ

こんなやり方違うだろう

乳量を求めて何になる

減らせ

給食に牛乳など出さなくていい

いつまでそんな慣習続けるつもりだ

意味はあるのか

アメリカなどとうにこちらなど見ていないだろ

私に何ができるかなど知らん

何にもできないだろ

変わらないだろ

変えるには何をすればいいかもわからない

苦しい

辛い

それでもこんなやり方続けられない

続けたくない

私の人生だ

この先何十年もあるだろ

それをこんなことに費やしたくはない

変えられるのか

そんな行動を起こせるのか自分は

わからない

今そんな気力あるのか

無理だろ

それでも人生はまだある

意外と長いだろ

まだまだあるだろ

諦めるな

動け

先のことなんてわからない

今にしがみついても仕方ないだろ

むしろ早く気づけてよかったじゃないか

まだ25だろ

まだ倍以上あるじゃないか

それだけあればできることはたくさんある

何かをできなくてもまずは知りたい

知らなければ動くこともできない

知るために動け

私の人生だ

世界を見ろ

私の人生を生きろ

あと2、3年ここで勉強する

子供ができれば辞める

あなたのもとへいく

産休でまた勉強

そこで学ぶのもよい

それから海外へヨーロッパへ

英語が必要だ

必要なものがわかれば活力も湧く

さあこれからだ

 


獣医師の責務?

そんなの知らん

でもこの道を選んだのは私だ

知ってしまったら戻れない

獣医師の私にできることを見つけろ

 


今はサステナブルSDGsの時代

動物愛護も叫ばれる

こんな使い捨てのような飼い方を知れば誰も牛乳を飲もうなどとは思わないだろう

つなぎは廃止

餌は海外から買うな

自給しろ

それこそサステナブルだろう

牛乳の品質を考える人はいない

ならば

サステナブルな牛乳を作ろう

企業するしかないかな

まずは乳業

そういう生産の牛乳しか取り扱わない

そして餌屋

国産のもののみ

きっとそうしたことでの疾患やら問題点は山ほど出てくるだろう

でもそれは少しずつ改善していくもの

そういうものでしょう?