漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

交錯する

 

確かな私がいる

確かに好きなものがある

確かに愛しているものがある

たとえ好きではないものであっても私は否定しない

それを愛している人がどこかにいるから

それでも私には嫌いなものがある

確かな私がために

蔑ろにする態度が嫌い

配慮に欠ける態度が嫌い

どうしてそんなことができるのか

少しは理解したよ

悲しいね

でもね

誰かを傷つけていることに変わりはないんだよ

誰かを抑えつけていることに気づいてないんでしょ

だから私は嫌い

私が完璧だとは言わない

それでも私は考えながら生きている

正しさなんて身につけないで

絶えず変わりながら生きて

嫌いなものは嫌いなの

そのくらいは声を出させて

私が生き延びるために