漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

私に不幸は訪れない

 

私に不幸は訪れない

それは運がいいからとかそういうことではない

たとえ何が起こったとしても

それを不幸だとは思わない

もし愛する人がいなくなったとして

私は絶望を味わうだろう

ただそれはひとつの事実でしかない

絶望を感じるほど愛すべき人がいた

それこそ幸福とも言える

そしてまたその絶望もひとつの経験

それを経て私が何を考えるか

それが人生である

そうして私になる

この先何が起こったとして

生き抜くしかない