漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

いきはよいよいかえりはこわい

 

行くときはどれだけ苦しくたっていい

だってあなたに会えるもの

そしたらこんな不安も疲れも消えてしまう

 

でも帰りはね

またあの日々に戻ってしまうのが怖くて仕方がない

嫌なわけじゃない

頑張りたい

でも

擦り減っちゃう

あの日々

何度も何度も繰り返す

想い出に囚われて

あの子を殺したあの日々に

希望を見出してなんとか向き合ってる

それでも苦しい

嗚呼だめだ

またあれがきちゃった

どうしていいかわからない

やり方はわかってるはずなのに上手くいかない

焦りと不安

自分がわからなくなる

嫌な自分が押し寄せる

あのときの私はどこにいったの

明日が怖い

上手くやる必要はないんだ

間違ったって学べるでしょ

それが私でしょ

失敗を怖がらないで

わかってるよ

わかってるのに

できないんだ

正直にいけばいいのもわかってる

わかってるんだよ

でもできない

できなくて苦しい

 

走りながら泣き喚く

嗚咽が止まらない

落ち着くときもある

でもまた

帰りたくない

帰りたくないよ

ゆっくり走りたい

でも体が言うこと聞かない

アクセルを踏み込んでしまう

体のがきっと正直

だって熱くて頭が痛くて早く休みたい

そう叫んでる

できないから心も苦しいんだ

声も出ない

歌うこともできない

苦しい

声を出したら心が溢れちゃう

それでもずっと走り続けて

帰ってきちゃった

また明日が来る

次会えるのはずっと先

そしたらやっぱりひとりで生きていくしかないじゃん

ちゃんと整えなきゃ

動けば少しは晴れてくる

あーあ

早く寝ようと思ってたのに

本当に馬鹿

少し調子よくなっただけで

わけわかんない

元気ぶってる場合じゃない

ギリギリなのを忘れないで

気を使わなきゃすぐ元気なくなっちゃう

気にしないで元気にいられたらいいのに

でも無理だよね

だって壊れたものはもう戻らない