漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

さようなら

 

私はやめる

結果的に見捨てることになるのはわかってる

きっとこの罪悪感は消えない

でもね

その罪悪感を背負ってもいいと思えるほど

もう今の生活には耐えられない

あの子がいなくなってから

孤独に今まで生きている

なんの向上心もなくただ生きている

これをあと一年もう一年と過ごすなんて考えるだけで怖くなる

いなくなったからこそ

区切りをつけようと思ったからこそ

次のために努力をしようと思った

少しでも身につけようと

でもだめだった

続かない

努力の仕方がわからない

何をしていいかわからない

どうなりたいかもわからない

だから何もできない

そうして今までずるずる生きている

これをあと一年?

無駄な時間

経験値にもならない

活力もない

勿体ない

人生は短い

それならあなたと過ごしたい

ここで頑張る意味はない

私のしたことがたとえあなたたちのためになったとしても私にとっては意味がない

引き留めたって同じこと

さようなら

言わないとね

罪悪感で胃を痛めても

それでもいい

決断故の痛みを背負って

あとはそれだけが私の責務です