漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

持ち合わせ

 

優劣

そんなものはない

それなのに人は順位をつけたがる

良いか悪いかを決めつけて

自分が正しいと思い込む

そうでなければ意欲を保てないから

そうでなければ意思を保てないから

なんて安易なのだろう

そうじゃないだろう

人の性質能力持って生まれたものがある

みんな違う

違うからこそ比べてしまう

比べて優劣つけてしまう

だから違うんだって

比べられるようなものじゃない

比較など到底できない

同種目での競技

それはそれで優劣というのはいいだろう

理に適っている

だが性質は違う

良い悪いとも違う

それを持ってどれだけ理解し使えるか

そういうことだろう

努力は当然必要だ

せっかくあるのに持て余しては勿体無い

他所を見て挫折している場合じゃないだろ

持っているものを見ろ

目を逸らすな

それがお前だろ

放棄して他を手に入れようとするな

あるものでやりようを考えろ

それが生きるということだろう