漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

情報

 

 

私はひとより得られる情報が多いようだ

ひとつのことからたくさん

あれもこれも

ひとつも溢したくはない

よくわかる

でももっと欲してしまうと駄目になる

あれもこれも

情報が多すぎる

多すぎると脳が処理しきれない

どんどん溢れてしまう

嗚呼

待っていかないで

それも欲しいの

でも

持て余すのはわかってる

そんなつもりなくても蔑ろにしてしまう

それが嫌なんだ

そんなつもりなくても擦り減ってしまう

溢さないようにって

欲しいからって

もう疲れたよ

お願い

そんなに一度に言わないで

こっちに来ないで

そうしたらほら

どんどん溢れちゃう

苦しい

ひとつなら拾えるのに

ひとつならもう少しできるのに

もう嫌だ

本当はあれもこれもしたいのに

このままじゃどれも中途半端

それが嫌なの

そんなだから何も手を伸ばせない

何もできない

わかってる

求めすぎなのは

完璧主義はいらない

すべてをわからなくてもいい

到底無理なのはわかってる

でも

やっぱり欲しいの

少しずつ

少しずつ

集めていくから

私だけに感じられるもの

一生ものでいっぱいにしたい