漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

学び

 

 

劣る

劣るとは?

老いること?

体は老いるが

精神は育っている

絶えず育っている

微かに朽ちてはいるが

太く確かに育っている

私は今がいい

たとえあの頃の私より劣る部分があったとしても

今の私がいい

今を生きるために必要なものは今ちゃんと持ち合わせている

大人の責務とは

背中を魅せること

何も教えを説く必要はない

説いたところで身にはつかぬ

自身で見出さなければ

少しの作用で十分

私たちが楽しまなければ

子らが楽しめるはずがない

子らは確かに見て学んでいる

ならば教えなければ

この世は楽しいこと美しいことに溢れていると

仕事は苦しい?

そう植え付けてしまったのは大人のせいだ

苦しいことだけではないでしょう?

それ以上に得られるものがたくさんあるじゃないか

それを示さなければ