漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

性質

転んだ

膝を擦りむいた

痛い

涙が出る

誰のせい?

自分のせい

他の誰のせいでもない

自分で躓いた

あの頃の記憶

ほぼないに等しい記憶

それなのに

今の私と変わらない

今私が何か不幸を被ったとして

それは誰のせいでもない

誰かの何かが少し作用して

私の不注意も幾らか作用して

小さな何かが重なって起きたこと

だから誰のせいにもならない

私は反省することが少しあるね

ただそれだけ

それはきっとずっと変わらない

だから心配しないで

私は上手くやっているよ

だって生まれたときからそうなんだもの