漂う手紙

生活と思想。遺書とラブレター。時に真似事。

思想

世界の中心

私は自己中心的な人間です 私の言動はすべて私自身のためです すべては私が居心地よく生きるため あなたへの接し方も あなたへの愛も すべて私のため 愛を注げばそれは返ってくる 私は嬉しくなる すべてはそのときのため 私が愚痴を言わないのも 暴言を吐か…

自己中心的に

この世のすべては私のため 私は私のために動く 誰かのために動いたところで何もいいことがない 失敗ばかり気にしてしまう 相手の顔ばかり気にしてしまう そんなじゃいい仕事なんてできるはずないでしょ これはすべて私のため 結果がどうなろうと知ったこっち…

懺悔

やって無駄になることは何もない たとえ上手くいかなかったとしても 得るものはある やらなきゃよかったことはない でもやらずに後悔することはたくさんある やったときとやらないとき 結果が同じでも全然違う 迷ったらやる そうでしょ そうしたらあの子も救…

奇跡なんてない

生きもので溢れたこの世界に 私とあなたは出会えた きっとそれぞれの出会いなどただの生きものたちの無数の交差地点でしかないのだろう ただその混沌で出会えたならば やはりこれは奇跡と呼べるのだろうか 確かに誰かはそれを奇跡という でもそれは少し違う…

本当の不幸

本当の不幸とは 何かに囚われ何も見えなくなること 引き起こされた事象ではない 何かがこの身に降りかかったとして そこから見出すものがあれば それは幸せ すべては捉えよう次第 当人の思考行動次第 不幸だと嘆く前に まずは考えなさい それは本当に不幸か…

私に不幸は訪れない

私に不幸は訪れない それは運がいいからとかそういうことではない たとえ何が起こったとしても それを不幸だとは思わない もし愛する人がいなくなったとして 私は絶望を味わうだろう ただそれはひとつの事実でしかない 絶望を感じるほど愛すべき人がいた そ…

素晴らしい人生

常に幸せである必要はない 悲しみも寂しさもすべて受け入れる 求めすぎると苦しくなる またその苦しさもよし ああなんと素晴らしい人生

憶い

思い込みとは凄まじい 何かを成し遂げる為強く思い込むこと それは成功へのひとつの要素かもしれない だが思い込みは人をも殺す 自分自身の首を絞め命を絶つ道を選びかねない はたまた強く強く思い込むことで 身体の生理的物質でさえ動かしかねない 脳内麻薬…

言葉

言葉自体に大した意味はない 扱う者によって大きく意味は変わる その者の感情が乗る 感情の乗った言葉は力を持つ 言霊 それは存在する 感情の乗った言葉は周囲に作用する 大きい大きい力は時として凶器になる 人をも殺す もちろん人を生かす力にもなる 優し…

無数の仮面

いい人の定義 誰に対しても平等に接すること そんなの糞食らえ 誰に対してもおんなじように接するなんてできるわけないじゃない だってあんな私もこんな私もいるのに この私を引き出せるのはあの人しかいないのに あの私を引き出すのはこの人なのに むしろ知…

ヒールとは不思議だ 履いたら高揚する つま先立つという行為 人にとって心も伴う行為であるようだ 少し地から離れる それと共に昇る精神 不思議だ 少し気取ってみる それもまた従いてくるようだ いつもと違う私 女の私 少し主張してみる 私を魅せる 和を重ん…

美を術る

芸術 それは美しい それは世界の本質を顕している 芸術家は媒介者である 世界の本質を捉えて表現する その芸術家にしか捉えることのできない美を そうして世に世界の美しさを魅せている 私たちに魅せてくれる 芸術家は努力する 皆のためでなく ただただ自ら…

愚かなる栄光

完璧ほど詰まらないものはない 欠落を 余白を残しておいて 完璧を成してしまったら静止してしまう それはひとつの死 不完全こそ美しい 流動し可能性が生まれる 見る人の糧になる それでこそ人の生み出すものである 神には到底辿り着けぬ世界でしょう 浮世も…

余白

余白をください あなたの思惑も少しは占めていただいて構いません それでも余白は残しておいて でなければ私は消えてしまう 私の余地を 余白なくして何も生まれませんから 容量がありません そう忠告を受けてからでは遅いのです そんな生き方無粋でしょう 少…

無生物といわれる生命たち

天晴れコロナよ お前たちこそ生命の鏡だ より効率の良い繁栄の為 宿主として人類を選んだのだろう お前たちは賢い 見よ 人類はこんなにも脆弱だ どんなに抗おうと奮闘したところで お前たちの純粋なる意志には到底敵わぬ お前たちは生きる為に少しの変化を受…

終末

この星の終わりが訪れて地球を離れる時が来たならば あなたはどうする? 私はどうする? 残る? 生き残る? 私はこの世界を愛している 地球を? いいえ違うでしょう 地球から見た宙を 先人たちの発見を その美しさを知っているでしょう もしこの星が終わって…

遺書

私たちは生きものとして生まれ落ちたそのときから孤独である それはいくら寄り添ったとて逃れられるものでもなく生涯付き纏うものである 救いはない それはひとつの事実である ただそれを知ったときどうするかは当人次第 それが私の思想です これがひとつの…